学名:Bombycilla japonica
英名:Japanese Waxwing
札幌では、毎年の積雪期に冠羽としゃれたデザインの羽毛をまとったヒレンジャクとキレンジャクの群が街路樹のナナカマドを狙って渡ってくるのだが、バードウオッチャーにとっては待ち遠しい季節である。
ヒレンジャクはキレンジャクよりやや小型で飛来数も少ない傾向がある。時には大きな群れで飛来することもあり、次々と赤く熟したナナカマドを平らげて行く。しかし、札幌市街地のナナカマドの街路樹の本数も多いので、かなり長期間この状態が観察出来る。休むときは、鎮守の森の高い樹木に群れでとまっているか、大きくて長いアンテナがあったりすると、その上に一列に並んでとまって休むので、遠くからでも群れを探すことが出来る。
本種程美しい鳥なら、雄はもてもてだろうと思うのだが、何と雌雄は同色なので、その限りではないらしく、餌を食べる時も、ビデオの様に喧嘩をしながらと言うことも多い。ヒレンジャクは東日本より、西日本に多い種類と言われているが、生息地の北東アジアの環境が悪化しており、絶滅が危惧されているそうなので、心配である。
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