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2016年5月10日火曜日

タテジマヘビギンポ(縦縞蛇銀宝)- 熱心な求愛行動

学名:Helcogramma striata
英名:Neon triple fin

海中の季節は陸上の世界より遅れて巡ってくる。4月下旬、海の中にも遅い春が来ていた。赤色の体側に3本の明瞭な白色渋滞の目立つ本種の雄が、各ヒレを目一杯広げ、熱心でせわしない求愛行動を繰り広げていた。

もしかして、2匹が寄り添った瞬間に、抱卵と放精が行われているのかも知れないが、卵の粒や、白い精子は肉眼では見られない。普段は臆病な彼らだが、求愛行動中は眩しいビデオの照明も気にすることなく、大胆に動き回る。伊豆諸島、小笠原諸島、西部太平洋のサンゴ礁域に分布する。体長約4cm。ヘビギンポ科。

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