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2013年7月17日水曜日

オオルリは幸せの青い鳥




学名:Cyanoptila cyanomelana
英名:Blue-and-white Flycatcher

札幌に住んでいた頃、イトヨの生息する渓流が市内にあって、潜った後川の畔で休んでいると、青葉、若葉に覆われ始めた高枝に止まり、きれいな声で囀っていた青い小鳥が目に入った。その出会いは印象的な光景として今でも脳裏に焼き付いている。

その後は、姿を見つけてもなかなか良い環境でじっくり観察したり撮ったりする機会が少なかったのだが、今年になって、石川県の野鳥公園で八重桜の枝にとまっている写真がマニアのブログに載っていたので、これは感動ものかも知れないと早速訪ねて見た。

案の定オオルリが園内に数羽飛来しており、これまでの努力は何だったのかと思える程接近出来るので、「今日はオオルリday♪♪」とばかり、スチールとビデオで迫った。

アストロアーツ刊「野鳥の撮影術」に「オオルリを美しい青色で撮るのは難しい」と書かれてある。私も沢山撮って見て判ったのだが、なるほどわずかな光線状態の変化で微妙に羽の色合いが違ってしまう。雄の腹部は純白なので白い部分はあくまでも白く、背中や主翼の青い部分はきれいな青い色にと言うバランスも大切なので、満足出来る感じに撮れたカットは僅かだった。(ついでながら、ビデオの最後に登場するのは雌で、地味な体色)ともあれオオルリは春と秋の渡りの季節になると全国の公園などでも見られるので、野鳥マニアの絶好の被写体であり、今後も皆が幸せな気持ちになりたくてウォッチングする人気の野鳥であることに変わりはないことだろう。

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