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2014年3月25日火曜日

アカゲラ・夫婦で子育て


学名:Picoides major
英名:Great Spotted Woodpecker

アカゲラは北陸では余り多くないが、札幌近郊では、個体数も多く、初夏になると、あちこちの公園や市街地の緑地でも、営巣しているのを観察出来る。今回のビデオの子育ては、雛がかえってから巣立ちまで、何日も通って観察しながら撮影した。その営巣場所は真駒内公園内の樹木で、遊歩道からはやや外れた場所にあった。

アカゲラは雌雄が交互に餌を運んでくる。雄は後頭部が赤いので、雌雄は判るが突然、いろいろな角度から戻って来て巣穴に飛びつく。私のビデオカメラではタイムラグがあって、飛んで戻って来る姿を見てからシャッターを押しても間に合わないので、無駄を承知で、「記録」の状態にしておかないとその瞬間が撮れないが、横で撮影していた某テレビ局のカメラマン氏は巣穴にカメラを向けてセットし、巣穴に戻ってからシャッターを押しても、その7秒前からカメラが記録してくれるとかで、撮りそこなうことがないと言うからうらやましい。

アカゲラは生木に穴をあけて巣を作るので、樹木によっては営巣した次の年から弱り始め、次第に枯れてしまうことも多い。その結果半分枯れた様な樹木で営巣している場合も散見される。今後も、樹木は犠牲になっても、暖かく見守ってやって欲しいものである。

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