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2015年4月6日月曜日

トラツグミとウメモドキ

学名:Zoothera dauma
英名:White’s Thrush

全身が黄褐色をした大型のツグミ。暖地では一年中見られる留鳥だが、寒冷地の個体は、通常暖地へ移動する。冬季にはナナカマドの実等に集まるが、今回は雪に覆われた畑の中央にあるウメモドキの赤い実を食べにやって来ていた。一緒にいたジョウビタキやアオジ等と違う点はツグミの仲間なので、雪の重みで折れ曲がった枝とか地面に落ちた木の実も地面や雪上に降りてついばむ。

普通はかなり用心深い鳥だが、餌を食べている時は、ある程度接近してもその場から離れない。運動公園の近くなので、時々子供達が大声をあげて傍を通ったりするが、直ぐ近くにある孟宗竹の林へちょっとだけ隠れたりしながら、赤い実がほぼ無くなるまで約1ケ月間、滞在してくれたので、雪の晴れ間を見ながら何度か撮影することが出来た。その後しばらくして、近くにある野池に流れ込む小川の畔で、霙が舞う中、嘴で落ち葉を払いのけながら餌を探しているトラツグミの姿が見られた。

本来はミミズや昆虫が主な食べ物だが、雪の多い季節には何でも食べると言うことか。それにしては結構美味しそうに赤い実をついばんでいたけどなあと思った。

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