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2012年2月22日水曜日

カイツブリの子育て

学名:Podiceps ruficollis
英名:Little Grebe

カイツブリは全国の平地の川や湖にいる留鳥で、潜水が得意な小型の水鳥である。ハスの花が咲く頃、近所の池で巣作りが始まったとの情報を聞いて早速出かけて見た。

雄と雌が共同で浮巣を作って4ヶの卵を産んだ。巣の上にあがって雄と雌が抱卵を交代している足元を見ると、体に比例して大き過ぎる水かきが見えた。

生まれつき足ひれをはいている様なものだから、歩くより潜水が得意なのが理解出来る。それからかれこれ半月ほどたってから行って見ると、もう雛が誕生し始めていた。親の羽の下へ潜り込んで首だけ出していて可愛い。

不思議なことに生まれて直ぐに水の上を泳いでいる、親が運んで来た食べ物は何でも食べようとするのには驚く。

水生昆虫やトンボなどとても大きめで口に入りそうもない生物でも貪欲に飲み込んでしまう。又、生まれたばかりなのに、兄弟で餌の取り合いから激しい喧嘩となり、ついに1羽が死んでしまった。生存競争は人間の社会以上に厳しい。

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