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2013年6月25日火曜日

可憐なセイタカシギ

学名:Himantopus himantopus
英名:Black-winged Stilt

英名は「黒い翼のある竹馬」の意。細長い竹馬の様な足は淡紅色だが濃い紅色の個体もいて(ビデオ参照)美しい。面白いのはその長い足で頭を掻いたり首を羽づくろいする時で、ビデオの様に脇の下から足を持ち上げる。ケリも同じことをするが、セイタカシギはより足が長いので目立つ動作となる。

次に餌を探す時は映像で判る様に、細長い嘴をやや開いた状態で水面から差込み、移動しながら泥の中をじぐざくに掻き回して餌を飛び出させ捕食する。餌はオタマジャクシやドジョウ、エビ、カニ等だが、双眼鏡で観察しているとヒルやミミズらしいものも食べている。貴婦人と呼ばれる美しい姿に似ず、やや下手物食いなのが「玉に瑕」ではある。尚、雌の体色は淡褐色だが雄は青黒い翼をしている。又、雄の夏羽では頭頂と首の後が黒くはっきりしているが、頭部の濃淡は必ずしも性別とは関係ない様だ。

スチール写真では偶然に両方の翼を思い切り上に広げて伸びをしているカットが撮れたので、今度は飛び立つ所を撮りたいと秒間9コマ撮れるカメラで何度か挑戦した。横向きに飛び立ってしまうと、多くの場合画面からはみ出して失敗してしまうのだが、正面向きのまま飛び上がってくれたことがあって、何とか念願のカットを撮ることが出来た。

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